JAIST 知識科学 看護

嫁に敷かれて

考える力を自ら高めることを学ぶ最適な環境はなんだろうか?そんなことを考え大学で学ぶ医療人の小言。

好奇心

みなさん日々好奇心を持った生活を送っておられますか?

大人になるにつれて子供の頃に頻繁に感じていた好奇心があまりなくなっているような人はいらっしゃいませんか?

 

好奇心はLowenstein先生の定義によると,「情報の欠乏による不快な感情」がもたらす感覚です.

何か気になることがあった時にそれを調べて明らかにしようとするのは, その不快な感情を減らそうとする生体反応なのです.

 

私はここ数年好奇心を持てなくなっているような気がすると時々感じる.

周りに何か起きてもさほど動じないのはそのためだったのかもしれない.

情報への不快な感覚を持たないということは, つまりそれに関連する知識を自分が持っていないか, そのギャップが自分にとって意味のないものと認識しているということを意味する.

 

前者ではないと思っていたが, ではどんな知識を持っているかと考えると速やかに出てこない. メタ認知について今年の前半に色々と考え具体的な対象について考えることが弱くなっているからなのか.いやそれは言い訳だと考えよう.

 

目の前の状況の輪郭とその影響をまずよく考えることを意識しよう.

思考も自然に湧いてくるものではなく, トレーニングによって身につく性質もあるだろう. 

ぼーっと生きないようにしよう.