JAIST 知識科学 看護

嫁に敷かれて

考える力を自ら高めることを学ぶ最適な環境はなんだろうか?そんなことを考え大学で学ぶ医療人の小言。

考える、思ってるの違い

教授の言葉で印象的だったこと 「それは考えたとは言わない。思ってるだけだ」

 

よく「考えたんですが、ごちゃごちゃになってまとまりませんでした」など報告する光景がある。

この場合、アウトプットはなにもなく、指導する側としては、何もアドバイスができない。何を考えたのか、思い出して言ってごらん?など悠長なことを聞く時間を人に割いてもらうのは甘い話ですね。

 

考えた というには、考えた対象、考えた方針、何か意思決定しようとしているのなら、選択肢や選択基準が挙げられます。

いろいろ考えてまとまらなかった ということを相談できるレベルで発信するには、この程度のことは最低言えないといけません。

 

自分は今何を考えているのか、限られた時間で考えられそうなのか、そうしたことを意識するだけで、思考の整理が少ししやすくなります。

頭でそうした意思決定を記憶しておくことが難しければ、メモしておきましょう。

 

「教育プログラムの構成のうち、学習者の困難性について1時間考える」

 

のように、時間を決めておくとメリハリがつくと思います。そして、1時間たったら、満足していてもしていなくても、いったん結論をつける。何を考えたのか、どうして考えられなかったのか。自分の悪い思考パターンにはまっていないか?などです。

 

思っているだけと言われないために、こんなことを考えてみてはいかがでしょうか。