考える、思ってるの違い
教授の言葉で印象的だったこと 「それは考えたとは言わない。思ってるだけだ」
よく「考えたんですが、ごちゃごちゃになってまとまりませんでした」など報告する光景がある。
この場合、アウトプットはなにもなく、指導する側としては、何もアドバイスができない。何を考えたのか、思い出して言ってごらん?など悠長なことを聞く時間を人に割いてもらうのは甘い話ですね。
考えた というには、考えた対象、考えた方針、何か意思決定しようとしているのなら、選択肢や選択基準が挙げられます。
いろいろ考えてまとまらなかった ということを相談できるレベルで発信するには、この程度のことは最低言えないといけません。
自分は今何を考えているのか、限られた時間で考えられそうなのか、そうしたことを意識するだけで、思考の整理が少ししやすくなります。
頭でそうした意思決定を記憶しておくことが難しければ、メモしておきましょう。
「教育プログラムの構成のうち、学習者の困難性について1時間考える」
のように、時間を決めておくとメリハリがつくと思います。そして、1時間たったら、満足していてもしていなくても、いったん結論をつける。何を考えたのか、どうして考えられなかったのか。自分の悪い思考パターンにはまっていないか?などです。
思っているだけと言われないために、こんなことを考えてみてはいかがでしょうか。